刀剣乱舞:問題はイベントじゃなく(イベントもひどいけど)
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駆逐棲姫ちゃんかわいいです。
10日から艦これが、11日から刀剣乱舞がイベントに入りましたね。
今回艦これが鬼仕様らしいから私みたいに陣営整ってないのは先人がたが道を舗装してくださってから出るべきだろうし、刀のほうはつんちょモップ男が先行実装だしと思ってとりあえず刀剣を
はじめたっつーか終わったっつーか終わってないっつーか。
E1~E4までとかいかにもイベントっぽいものを用意しましたと言ってた・・・ように見えたんですけどねえ。
だめだこりゃ。
イベントじたいは、4戦でクリアしました。
1マップ1戦です。
クリアしたからって何か特別なものがもらえるのかというとそんなことはまったくなくて、たんに資源。
特別なアイテムがあるわけでもなんでもなく。
いやまったく、これほど達成感のないイベントクリアも珍しい。
で、それぞれのマップにドロップキャラ置いてあるからあとはぐるぐる回っとけ、ってことなわけです。
艦これも、まずはイベントをクリアして、あとは各マップに仕込んであるレアドロップやらを掘るための周回に入るわけですが。
船と刀では天地の差があります。
お船の場合だとボスマスにミッションそのもののHPバー的なものがあって、1回ボスまでたどりついて(その手前で大破撤退もある)戦って旗艦にダメージを与えるごとにバーが削れて、うまく旗艦を倒せたり倒せなかったりしながらじりじりそれを削りきっていって、あとちょっとで勝てるってとこになると敵ボスも最終形態になってそれを見事倒せたらクリア!っていう、いちおうはちゃんと攻略形式になってるんです。
が。
今も書いたように、刀剣は1戦でマップクリアです。
どうやら今回は週に1回、そのクリアフラグを消す(苦笑)というわけのわからん延命(?)措置をするらしいですが、どうせまた1戦でクリアできるんで無意味ですね。
つまり、刀剣の場合はとにかく「周回させる=時間を消費させる」ことしか考えてないわけです。
まあ、まだ前回の、マップとすら呼べない同じ四角を10回ずつ回らせるという、どこの同人無料ゲームだよっていうゴミマップに比べれば多少はましかな・・・。
E1は幼稚園可能、E2は擬似検非違使戦を連戦できて長曽袮・浦島ドロップが狙える、E3は明石/博多ドロップ、E4は日本号ドロップとマップごとに設定がされてて、なんとかのひとつ覚えで似たようなマップを50回クリアすれば博多が手に入って、そのあと100階までいったらあとはただ思考停止して100Fをうつろな魚の目で周回してると低確率で博多が落ちる、だった前回に比べれば、まあ。
でもあくまでも、大阪城イベントに比べれば、です。
そもそも、刀剣乱舞というのは、「ぬるくて資材を消費しない艦これ」というコンセプトで作られていて、「刀装さえ装備していて、刀装が落ちていない状態で帰還すれば絶対に本体には傷はつかない」という仕様のもとにゲームが構成されてました。
たまに事故で刀装落ちてその戦闘でHP1や2削られることもありましたけれど、それは主として前のマスで刀装のHPが1に限りなく近い状態になったまま進撃したのが原因で、刀装全快から1戦で全部ふっとばされるのは本体レベルが足りない証拠でした。
だから私は刀剣をはじめる知り合いに「刀装を必ずつけること。刀装が一発で吹っ飛んだらアンダーレベルだから前のマップに戻ってレベリングしなね」とアドバイスしていました。
が。
検非違使及び高速槍をはじめとする貫通攻撃持ち敵キャラの実装によって、この大前提がひっくり返されました。
刀装を貫通して本体を攻撃してくる敵が出現するようになったわけです。
かつて私は艦これをはじめたころ、「必ず補給をして資源を消費しなくちゃいけない」こととともに、「何を装備してもキャラに傷がついてドック入りしないといけない」ことに大変な理不尽さを感じて、それで一度放り出したんですが、再開してきちんとプレイするようになったら、そこは納得いくというか慣れたしw 自分の中で折り合いがつくようになりました。
なぜといって、ドック入りしていて使いたいキャラが強制的に数時間から十数時間にわたって使えないのがいやなら、アイテムを消費して修理時間をほぼゼロにできることがわかったからです。
そして、そのアイテムは、かなり容易に大量に手に入れられるのです。
通称バケツですが、これは30分の遠征で1/2の確率で手に入ります。
PCにはりついてぶん回してれば1時間に1こ手に入るわけです。
それを使うのがもったいない、あるいは集めるのがめんどくさいのであれば、時間かけてドック入りさせとけばいいわけで、そこの選択権はユーザー側にあるんですね。
ひるがえって刀剣ですが、刀剣にもこのアイテムはあります。手伝い札といいます。
ところが、手伝い札の入手方法は、ほぼ皆無。
デイリークエで数枚手に入りますが、ほかには遠征、しかも1回の遠征時間が最低でも2時間半。長いやつだと18時間もかかって、しかも手に入る札は1枚とか2枚、それも確率でしか手に入らないという体たらく。マップでのドロップもありません。
これは、ある意味で正しいです。だって、そもそも刀剣乱舞というゲームはきちんと遊んでればキャラが傷つくことがない=手伝い札を使う場面がほとんどないんですから、そんなに大量に手に入ってもしょうがないんです。
このアイテムはキャラの作成を一瞬で終わらせるのにも使うのでどうしても急いで目当てのキャラを作りたい時に使う、程度でした。
ところが、検非違使と貫通攻撃の実装で刀剣は艦これ同様、キャラが捨て駒のごとく次々と血まみれにされるゲームになって、なのに手伝い札の入手経路は追加されないまま。
それゲームとしておかしいだろ。
と、私は思うわけです。
もとより検非違使システムも、マップを一定回数以上クリアすると確率で発生するというもの。
たったの20しかマップがないこのゲームで、クリアずみのマップをもう一度プレイする以外に何をしろというのか。全マップをクリアしただけではすべてのキャラを高レベルにレベル上げすることが不可能である以上、どうやってそれらのキャラを育てるのかといったら、やっぱりクリアずみのマップをプレイし続けるしかないわけで。
周回を前提として成立してるゲームで、周回したことを理由に重いペナルティを課す。
ペナルティを軽減する方法はほぼ皆無。
こんなん、まともな運営のするこっちゃありません。
あ、手伝い札を入手する方法は1つだけあります。
課金。
ゲームへの課金については人それぞれだと思いますが、1日一定数(しかもごくわずか)を超える数の消耗品を手に入れる手段が課金しかないというのは、あまりにもユーザーをばかにしてるっていうか、ユーザーのこと考えてなさすぎだと思うのです。
今回のイベントだって、レベル制限があるとかルート固定条件があるとか言ってますけど、艦これに比べたらないようなもんです。その程度のぬるさです。
いいんです、刀剣はそういうぬるいゲームです。
「○○か○○か○○がいるとここの地形を通過できません」っていうから、じゃあその刀種を除いて部隊組まないといけないのか?と思ってマップ見たらまさにその障害物を通過しないのが正しい道すじだとかね、呆れましたが、刀剣ってそういうぬるいゲームだからいいんです。今回の艦これのE1みたいに、ほとんどの人がまともに育ててないような最弱コモン艦が編成に加わってるとルート固定、みたいなトリッキーなことは何一つありません。
それでいいんです。
システムもそれに則したぬるさであれば。
今回もただたんに思考停止して周回することを求められるだけのマップに、どこもかしこも刀装貫通の敵を配置して、強制的に大量の修理時間を消費させることで周回を妨害する。
なんの罰ゲームですかこれ。
ディープなユーザーには来てほしくないってか?
だったらイベントのボスドロ100%にすりゃいいんです。
そしたら誰も周回なんかしませんよ。
ほしいドロップがこないから周回するんです。
周回でもしないと、することないんです。
誰もゲーム遊ばなくなるんです。
遊んでもらいたいんですよね。
周回させたいわけですよね?
そのためにドロップ率を100%じゃなくしてるわけでしょう。
なのになぜ、周回したくなくなるような仕様にするのか。
イベントもゴミですけどイベントが悪いんじゃなくて、とにかくゲームそのものの根底の仕様がおかしいんです。
なんとかしろよほんと。
たったひとつ、それこそ艦これ同様、30分の遠征の報酬に1/2程度で手伝い札を追加するだけでだいぶちがうのに。
まったく理解に苦しみます。
ユーザーのことなんか考えてなくたって別にいいですけど、せめてそれが透けて見えない程度には繕ってほしいものです。
あ、とりあえず長曽袮はゲットしました。
これだけ文句言いながらそれでもやっぱりプレイしてるのがまた、我ながらなかなか腹立たしいところです(苦笑)